誠に残念ながら、スズが5月2日18時に息を引き取りました。
奇しくも忌野清志郎さんの命日と同じ日でした。
前日、スズは朝に点滴を受けて帰宅してから、
かなり衰弱してしまっていたようで、夜間受付の救急病院に運ばれました。
夕食時に水を呑みに来たものの、皿に顔を付けたまま動けなくなっていたそうです。
そんな時に限って僕は仕事に出ていて、帰宅も深夜になってしまい、
現場では娘の亡霊に「成仏してくれ!」みたいなセリフを言わされてたりしていて、
役者の仕事とは本当に皮肉なものだと改めて痛感させられていました。
この日は「スズランの日」だったようですが、
我が家は「スズ難の日」…
救急病院では酸素吸入と点滴によるインスリン投与などで一晩様子を看て頂き、
翌朝に迎えに行って、担当病院に運び、処置の続きをして頂く段取りでした。
移動中、スズはか細い声で鳴きながら、立ち上がって頭の向きを変えたりしてました。
今思えば、それが最後に見たスズの声と行動。共にした時間はほんの30分程度。
こんな事になってしまうと分かっていたら、もっと一緒に居たかった。
夕方にでも様子を見に行くつもりでしたが、15時に電話で呼び出されました。
駆け付けると、スズは数々の管や電極が繋がれ、心臓マッサージを受けていました。
もう瞳孔は開いたままで、呼びかけても反応はない状態でした。
先生を始め、スタッフの皆さんが交代しながら、スズの呼吸を補助し続けてくれました。
気が付けば3時間もの時間が経っていました。
小さな体なのに、この状態でこれほど耐えた動物はいないそうです。
糖尿病の処置も間に合えず、肺炎の急激な悪化による肺水腫が致命の原因でした。
人前で嗚咽だけはしまいと我慢してましたが、感謝の一言すら呂律が廻りませんでした。

まさか動かなくなったスズの亡骸を運ぶ事になるとは思いもしなかった。
あくびをしながら体を伸ばす姿がまた見たかったよ…
もうお前は俺の上に乗っかって来る事はないんだね?
スズのベッドに寝姿を作ってあげようとしたのだけど、身体は早くも固くなり始めてた。
毛を拭いて、ブラッシングをしてあげたら、
まるでいつものように眠っている姿にしか見えない。
見つめていると、まだ呼吸しているんじゃないかと何度もメガネを掛けた。
スズの体調不良に関するブログ記事に対し、
読者の皆様に多大なる御心配お掛けしました上に
応援のメッセージやアドバイスを頂きまして、本当にありがとうございました。
そして13年前、撮影現場だった鈴江倉庫で子猫のスズを見つけ、
僕に委ねてくれた とよた真帆さんに改めて感謝です。
何処にもいないキュートな猫との出逢いを本当にありがとうございました。
清志郎さんと同じ命日か…
メス猫のくせにカッコよく逝きやがって。
これからは清志郎さんを思い出す度にもお前が一緒じゃないか。
最後までアピールの上手い奴だ、本当に忘れられないよ。
⇒ サン (06/15)
⇒ さむてん (06/13)
⇒ 大福ママ (06/11)
⇒ クリリン (06/07)
⇒ ちこ (01/21)
⇒ YASU. (01/10)
⇒ ハイジ (01/07)
⇒ 大福ママ (01/05)
⇒ なぞう (01/04)
⇒ 川上 (01/04)